早くも今シーズンも前半戦が終了!セ・パ両リーグの各チームの印象と現状をセイバー指標をはじめとしたデータで振り返ってみる&珍記録

データ・セイバーメトリクス関連

 

どうも野球好きのためのフォーラムサイトgeek894.com管理人の894です。

今回は、早くも今シーズンの前半戦が終了したということで、いつものようにセ・パ両リーグの各チームデータを見ながら色々と振り返ってみようと思います。

それにしてももう半分終わっちゃったんですね…。

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交流戦終了時点までのデータ

交流戦終了時点での各チームの成績についてはこちらの記事をご覧下さい。 https://geek894.com/2017/sabermetrics/2389

 

また、今回も「プロ野球ヌルデータ置き場」さんのデータを利用させていただいています。

様々なデータをチームごとに参照できるので非常にありがたいです。

 

現在の各リーグの順位

現在の各リーグの順位自体は前回の交流戦終了時点と変わりありませんでしたが、ゲーム差や勝率には動きが見られました。

 

セ・リーグ

順位チーム勝率
1位広島522920.642
2位阪神4336080.544
3位横浜4139210.50.512
4位巨人3844014.50.463
5位中日37443150.457
6位ヤクルト2852223.50.350

前半戦終了時点で首位広島と3位の横浜の間には10.5ゲームの差が付いています。

これを大きいとみるか小さいと見るかは人それぞれではありますが、今のところ広島が首位をキープしていくのに十分なリードがあると言えますね。

首位の広島は交流戦終了後その勝率を0.021上げています。

それに対して2位の阪神は8連敗などもあって0.034ほど落としてしまいました。

その一方で、3位につける横浜はついに5割の壁を突破し、交流戦終了直後は6ゲームあった阪神とのゲーム差を2.5ゲーム差まで縮めています。

後半戦はAクラス内での争いに注目が集まりそうですね。

 

Bクラスで4位争いを繰り広げている巨人と中日の間にはわずか0.5ゲーム差しかありません。

しかも、交流戦終了後からはお互いに9勝8敗というのも面白いですね(笑)

中日は開幕直後に比べると明らかにチーム状態が上がっていますね。

ヤクルトは交流戦終了後の16試合で3勝13敗となんとも不甲斐ない結果に…

ライアン小川を抑えに起用したりいろいろな策を講じてみるもどれも空回りに終わってしまっていますね。

今後の奮起に期待です。

 

パ・リーグ

順位チーム勝率
1位楽天502410.676
2位ホークス533001.50.639
3位西部433428.50.558
4位オリックス3841114.50.481
5位日ハム31510230.378
6位ロッテ25551280.313

楽天が開幕から守りづけてきた首位の座を一時はソフトバンクに奪われてしまいましたが、最終的には楽天が前半戦を首位で折り返しました。

-0.5ゲーム差なんていう珍現象もありましたね(笑)

首位楽天とそれを追う2位のソフトバンクとの間のゲーム差は交流戦直後と変わりませんが、3位につける西武は5.5ゲーム差から8.5ゲーム差まで引き離されてしまいました。

 

それに対して、4位のオリックスは再び調子を上げてきたようで借金を6から3まで減らし、勝率も0.453から0.481まで上げてきました。

依然としてパ・リーグのAクラスとBクラスの間には大きな壁があるように見えますが、西武もこのままズルズルと引き離され続けていると下が見え始めてもおかしくありません。

今シーズンすっかり5位に定着してしまった日ハムは一時的に勝率を0.433まで伸ばしたものの、そこからまた一気に落ち込んでしまいました。

その日ハムからさらに下を走るロッテは勝率こそ微増しましたが、結果的に借金が30(+5)まで増えてしまいました。

 

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得失点差から導く勝率

いつものように得失点の関係から勝率を導く「ピタゴラス勝率」という指標も確認していきます。

今後の順位予想にお役立てください(笑)

数字が苦手な人でもわかるセイバーメトリクスの基本【ピタゴラス勝率の解説あり】
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※この項目の表はピタゴラス勝率の順で並べています。

(今回は実際の勝率とピタゴラス勝率が一致しているので同じ並びなんですけどね)

 

セ・リーグ

順位チーム得点失点得失点ピタゴラス勝率
1位広島4333101230.661
2位阪神313288250.542
3位横浜35034550.507
4位巨人276306-300.449
5位中日267341-740.380
6位ヤクルト272353-810.373

セ・リーグは相変わらず得点ランキングの1位は広島、失点数でみた1位が阪神ですね。

シーズンの半分が経過した時点で両者これだけ多きな差がついているわけなので今後大きく変動することはなさそうです。

この得失点差の表を見ていただければなんとなくわかるかと思うのですが、今年の巨人が勝てていない理由はやはり打線にあります。

失点数はリーグで2番目に少ないのですが、Aクラスのチームと比べると得点数がかなり少ないですよね。(異常な数字の広島は置いといて)

Bクラスのほかの2チームも同様で得点数がAクラスとの多きな差ではないかと思います。

もちろん失点数もそれなりに多いのですが、横浜や広島のようにその失点を得点力で補うという戦い方ができないのはどうしようもない差でしょう。

セ・リーグの中で阪神だけは、守り勝ち勝負どころで打ち勝つという野球ができてそうです。(得失点の関係を見る限りでは)

それにしてもカープの得失点差はどう考えてもおかしい…まさに桁違いの得点力ですね(笑)

 

パ・リーグ

順位チーム得点失点得失点ピタゴラス勝率
1位ホークス3882791090.659
2位楽天356259970.654
3位西武371289820.622
4位オリックス289310-210.465
5位日ハム294377-830.378
6位ロッテ255407-1520.282

熾烈な首位争いが注目されている楽天とソフトバンクですが、得失点ランキングでも得点と失点のそれぞれで熱い首位争いを続けています。

ソフトバンクと比べて8試合も少ない楽天が失点数で1位になることはともかく、得点ランキングでも3位につけている点は驚異的です。

どのデータを見てもそうなのですが、パ・リーグはAクラスとBクラスがはっきりと分かれてしまっています。

セ・リーグもAクラスのチームは得失点差をプラスにしているのに対して、Bクラスはマイナスだったりしますが、パ・リーグの場合はそれがさらに顕著に出ています。

Aクラスが圧倒的です(笑)

おそらくシーズン終了までこのAクラスとBクラスの壁が崩れることはないでしょう。

 

各チームのバッティング成績

ぶっちゃけそれほど大した指標で比較しているわけではないのであまり細かいとこまでは見れませんが、なんとなくの各チームの打撃成績を把握するという意味で攻撃面の主なデータを比べてみます。

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打率とかそもそもの野球用語がわからない方はこちらをどうぞ。

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セ・リーグ

チーム名打率OPS本塁打盗塁RCWIN
広島0.2780.78494649.96
阪神0.2460.6855237-0.43
横浜0.2550.70272261.3
巨人0.2440.6635041-2.71
中日0.2510.6645652-2.45
ヤクルト0.2320.6384631-5.59
リーグ平均0.2510.6906141

攻撃面では広島が12球団トップだと思っています。

ご覧のようにセ・リーグにおいては圧倒的な打撃成績です(笑)

広島の次となるとやはり横浜打撃陣で、セ・リーグでチームOPSが0.700を超えているのはこの2チームのみです。

広島打撃陣の面白いところは、打率もOPSも徐々に上昇してきているという点でしょうか。

横浜もそうなのですが、打線に勢いがあるだけで試合を観戦している時の気の持ちようが全然違ったものになりますよね(笑)

 

中日もチーム打率やOPSだけなら阪神あたりと遜色ないのですが、得点効率という面では阪神に劣っているようでRCWINにもかなりの違いが現れています。

セ・リーグで最も不甲斐ない攻撃をしているのは横浜ですが、巨人もワースト2位です。

投手成績と比べて打撃成績は概ね実際の順位通りになることを考えると、チームが勝つには得点力をいかに上げていくかを考えるべきなのでしょうね。

 

リーグ平均OPSが0.690になってはいますが、これは広島が明らかに外れ値になっていますね。

広島を抜いたリーグ平均OPSを計算すると0.674となります。

個人的にはこっちのほうが適切な値じゃないかと思います。

 

パ・リーグ

チーム名打率OPS本塁打盗塁RCWIN
楽天0.2660.75477204.1
ホークス0.2690.77998526.65
西武0.2590.73584693
オリックス0.2590.7006016-1.08
日ハム0.2380.6666050-3.56
ロッテ0.2210.6063721-8.99
リーグ平均0.2520.7076938

攻撃面ではソフトバンクがパ・リーグ№1であることは間違いなさそうですが、ほかのAクラスのチームにものすごい大差をつけているのかというとそうでもなさそうですね。

実際、打率で言えば楽天もかなり近いものがありますし、盗塁数では西武にぶっちぎられています。

それでも得点力でソフトバンクの右に出るものがいないのには違いありません(笑)

 

パ・リーグは4位のオリックスまでチームOPSが0.700を超えています。

ところが、打率が同じ西武とオリックスのRCWINを見てみると大きな開きがあります。

西武とオリックスの得点数には90点近くの差があることを考えると、選手個々の打撃成績に大差はなくとも、チームとしてみれば大きな差になっていることがわかります。

ここでもやはりAクラスとBクラスの間に壁がありそうですね。

(ロッテのHR数少なすぎませんか…)

 

各チームの投手成績と守備

チームが勝つためには相手よりも多く得点しなければいけませんが、投手陣がそのリードを守りきれないのではどうしようもないですよね。

野球は1点も失点しなければ負けないゲームなので「野球は投手力」と言われのもあながち間違いではないと思います。

 

先発の安定感をはかる指標QS率についての解説も合わせてどうぞ。

2017-03-21 (7)

また、防御率などの基本的な項目についての解説はこちらの記事をどうぞ。

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セ・リーグ

チーム名防御率四球失策QS率RSWIN
広島3.302854864%2.36
阪神3.202575252%2.3
横浜3.792844048%-2.19
巨人3.482264157%1.66
中日3.732833254%-0.75
ヤクルト4.042424851%-3.39
リーグ平均3.592624354%0

圧倒的な得点力に加えて、徐々に先発の安定感が出てきた広島は投手成績でもなんやかんやでセ・リーグトップと言えるのでしょうか。

(単純にRSWINだけ見てもなぁという気はする)

投手成績だけを見るのなら2位の阪神と遜色ないことを見るに、得点力の違いが順位の違いにつながっているのは明らかですね。

ただし、交流戦直後の阪神のチーム防御率が2.90だったことを考えると16試合経った今のこの成績が持つ意味合いは変わってきそうです。

ただやはりセ・リーグに関しては投手成績で大きく飛び抜けたチームはなさそうです。

(前回も同じことを書いたような(笑))

 

パ・リーグ

チーム名防御率四球失策QS率RSWIN
楽天3.122163656%4.87
ホークス3.232672446%5.48
西武3.342214749%3.03
オリックス3.482674556%1.2
日ハム4.162566032%-5.48
ロッテ4.733035142%-9.09
リーグ平均3.682554347%0

パ・リーグの投手成績ナンバーワンは楽天でしょうか。

チーム防御率の低さ、先発の安定感などなどどれをとっても悪い値ではありません。

もちろんソフトバンクもかなりいい数字を残してはいるのですが、QS率が5割を切ってしまっているのは気になる部分ですね。

西武の防御率…は置いといて(笑)オリックスもQS率はリーグトップですね。

防御率を見てもBクラスの中では飛び抜けていることがわかります。

しかし、ここに挙げた指標だけでは分かることはそう多くないですね(笑)

 

最近の珍記録

前回の交流戦終了後の記事から今回の前半戦終了時点までで起こった個人的に面白かった珍記録をいくつか紹介してみようと思います。

 

巨人中日、交流戦終了後の勝敗数が同一になる

わずか0.5ゲーム差で4位争いを続けている巨人と中日の交流戦終了後からの勝敗数が同一の数字になっていました。

交流戦終了後からの17試合でお互いに9勝8敗です(笑)

(geek894.com調べ)

もちろん開幕直後の成績などを加味すると巨人の方がやや有利なはずなのですが、中日も少しずつ調子を上げてきていることを考えると今後の争いに注目したいところです。

 

楽天、-0.5ゲーム差で首位キープ

ご存知の方も多いかと思いますが、楽天とソフトバンクの間のゲーム差が-0.5ゲーム差でありながら楽天が首位をキープするという珍しいことが起こりました(笑)

プロ野球の順位は基本的に勝率の関係で決まります。

それに対して、ゲーム差というのは各チームの勝敗差(貯金と借金の関係)から計算されています。

(これに関してはまた今度じっくりと…)

 

楽天は現在75試合を消化しているのに対して、ソフトバンクは83試合を消化しています。

それぞれ8試合の差があるわけです。

すると、このようなことが起きます。

  • 楽天が68試合で44勝23敗1分 → 勝率0.657 貯金21
  • ソフトバンクが76試合で49勝27敗 → 勝率0.645 貯金22

(どちらも7/2時点での数字)

貯金や勝利数こそソフトバンクの方が多いですが、順位の上では勝率の高いほうが上位になったというからくりです。

 

パ・リーグでは度々見られる光景なようですね。

https://thepage.jp/detail/20170703-00000003-wordleafs?pattern=2&utm_expid=90592221-74.59YB6KxJS6-oVPGhgabD7Q.2&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F

 

ヤクルト、前半戦だけで2度の10連敗(61年ぶり)

ヤクルトからすると非常に不名誉な記録ですね。

前半戦だけで2度の10連敗を経験したのは1956年の高橋ユニオンズ以来実に61年ぶりだったとのことです。

また、ヤクルトが1シーズンに2度の10連敗を喫したのは1970年以来41年ぶり2度目のことだそうです。

例年怪我人が多いことを「ヤ(野)戦病院」などと揶揄されていますが、いい加減なんとかしないといけない時期が近づいているのかもしれません。

ヤクルト2度目10連敗「けが人がマイナスに」 - 野球 : 日刊スポーツ
ヤクルトが今季2度目の10連敗で前半戦を終えた。完敗と言うしかなかった。真中監督は「投打ともに圧倒されたという感じでした。宮国の立ち上がりを攻められれば展開が… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

 

最後に

今シーズンが始まってから早くも半分が終了してしまいましたね…。

個人的な感覚ではついこの間開幕したばかりだったのですが(笑)

(毎年同じこと言ってる)

少しずつ順位が確定しつつありますが、まだまだシーズンは続きます。

特に夏場は選手によって得意不得意が分かれて順位の変動が起こりやすい季節だと思っています。

阪神なんかは8月の間ほとんど本拠地が使えない通称「死のロード」も待ち受けていますね。

ネガティブになりすぎずポジりすぎず…これからも楽しく野球を見ていきましょう!

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