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今季の各チームの得失点差と貯金数の推移を調べてみた。得失点数をいくつ増やせば貯金が増えるの?ついでに勝率との相関関係も調べました。

データ・セイバーメトリクス関連

 

どうも野球好きのためのフォーラムサイトgeek894.com管理人の894です。

今回は、各チームの貯金数と得失点差について色々と調べてみたので、貯金を増やすために必要な得失点数や勝率との関係などについて考えていこうと思います。

もしかしたら多少データに間違いがあるかもしれませんが誤差の範囲ということにしておきましょう(笑)

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今回利用したデータ

今回もいつものようにヌルデータさんのデータを使わせていただいています。

(集計や計算は私がやっているので間違えている箇所があるかもしれません。)

 

今回使用したデータは別ページにまとめています。

https://geek894.com/20170712data

 

各データの推移

今季も前半戦が終了したということでそこそこのデータが揃ってきたので、この機会に色々とまとめてました。

正直いって特に面白い動きなんかはありません(笑)

 

貯金数の推移

まずは各球団の貯金数の推移です。

グラフの中で飛び抜けているのは楽天、ソフトバンク、広島の3チームですね。

この3チームは開幕から順調に貯金を伸ばし続けていることがわかります。

勝率5割直前で長い足踏みがあった横浜の動きや、13連敗で急激に借金を増やしてしまった巨人などそれぞれのチームの調子が反映されたグラフになっています。

波が起きず直線になっている区間は連勝もしくは連敗を示しています。

 

得失点数の推移

次に得失点数の推移です。

このグラフもほぼほぼ貯金数の推移と同じような動きをしていてチームの調子をよく反映しているなと思います。

 

 

勝率の推移

続いて各チームの勝率の推移のグラフです。

なんだか気持ち悪い見た目ですね(笑)

横軸に日付を記載していないのでイマイチどのあたりのデータなのかがわかりにくいですが、開幕から日が経つにつれてだんだん7割から3割の間に収束してきているのがわかりますね。

 

ピタゴラス勝率の推移

 

最後に得失点差から予測した勝率であるピタゴラス勝率の推移です。

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おおよそ実際の勝率と同じような動きをしていますね。

 

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各データの相関関係

それぞれをデータごとに見て言っても面白いですが、せっかくなのでいろいろと相関関係を調べてみましょう。

相関係数がなんなのかわからない方は、以前紹介した「プロ野球でわかるはじめての統計学」を読んで統計学について勉強してみてください(笑)

https://geek894.com/2017/sabermetrics/2368

 

相関A相関B相関C
広島0.9820.8890.019
阪神0.9420.7730.465
横浜0.8010.9470.685
巨人0.9790.9630.679
中日0.4180.9600.663
ヤクルト0.9600.9250.661
楽天0.9740.4260.638
ソフトバンク0.9890.9280.622
西武0.8840.6980.588
オリックス0.9310.8880.545
日ハム0.9710.8800.515
ロッテ0.9950.8360.478
平均0.9020.8430.469
  • 相関A:貯金数と得失点
  • 相関B:勝率とピタゴラス勝率
  • 相関C:貯金数と勝率

 

貯金数と得失点数の相関

まずは貯金数と得失点数について見ていきましょう。

相関係数は0.902とかなり高い相関関係を表しています。

貯金数を増やすためには得失点数を増やす必要があるようです。

 

中日だけ相関が低かった理由は?

この関係をグラフに表すとこのようになりました。

青線が貯金数オレンジが得失点差を表しています。

先ほどの表を見てみると、中日以外のチームは非常に高い相関関係を示していたのですが、中日だけ異常に低い数値になっていますね。

この理由を考えてみたのですが、正直はっきりとはわかりません(笑)

考えられる理由としてはこのへんでしょうか。

  • 失点が増えた割には借金が増えていない
  • 得点が大きく増えたのに貯金が増えなかった

一般的には、得点を増やせば勝利が増えて失点が増えれば負けやすくなるはずなのですが、中日の場合はなかなかその通りにはなっていないようです。

不思議ですねえ(笑)

 

勝率とピタゴラス勝率の関係

次に実際の勝率と得失点差を元に計算したピタゴラス勝率の関係を調べてみました。

グラフがおおよそ同じような動きを示していたことからもわかるように、そこそこ高い相関関係がありました。

今後の順位予測の参考にしても問題なさそうですね。

(問題はシーズン終了後の順位との相関なんだけど…それはまた今度で…)

 

貯金数と勝率の関係

個人的に一番「ほへ~」となったのがこの貯金数と勝率の関係です。

相関係数0.469ということで微妙な相関ですね(笑)

無関係とは言えませんがそれほど大きな関係があるとは言えませんし、チームによってもかなり数値に幅があるようです。

(広島はまったくもって無関係)

 

貯金数と勝率に相関が現れにくい理由

そんなわけで一番相関の低かった広島と一番高かった横浜をグラフにしてみました。

青い線が貯金数オレンジの線が勝率です。

このグラフを見てもらえればどうして相関が現れないのかはなんとなくわかりますね。

その理由をもう少しわかりやすくするためにそれぞれの数値の平均変化率と平均変化量を計算してみました。

 

貯金数勝率
平均変化率0.0420.005
平均変化量0.1530.007

※平均変化率:前の日の値に対してどの程度変化したのかの平均値

(この表はそれぞれ広島と横浜の値の平均)

どちらも算術平均で出したのでおかしな数字に見えないこともありませんが、この数字を見ればわかるように貯金数と勝率では日々の数字の変動幅に大きな差があります。

グラフを見てみるとそれが顕著に現れていて、貯金数が日々大きく変動しているのに対して勝率はほぼ一定です。

そんなわけで貯金数と勝率の間に高い相関は現れにくくなっていると考えられます。

 

得失点差と貯金数の関係

 貯金数得失点差得失点/貯金
広島231235.348
阪神7253.571
横浜252.500
巨人-6-305.000
中日-7-7410.571
ヤクルト-24-813.375
楽天26973.731
ソフトバンク231094.739
西武9829.111
オリックス-1-2121.000
日ハム-20-834.150
ロッテ-30-1525.067
平均0.16706.514

この表は各チームの得失点数から貯金数を割ったものを並べています。
この表を見ながら読み取れることを考えてみます。

 

得失点を6.5増やすと貯金が1つ増えている

今回の検証で私が一番求めていた結果はこれです(笑)

各チームの得失点数を貯金数で割ると 貯金を1つ増やすために必要な得失点数が求められます。

(求められるというか勝手に計算してみただけだけど(笑))

今季の例でいうと、得失点を6.5点増やすことができれば貯金を1つ増やせているということがわかります。

チーム目標を決める上でのひとつの指標になりそうですね。

 

得失点÷貯金が低いチームほど効率的に貯金を増やせている?

中日、オリックス、西武なんかは得失点÷貯金数が平均よりかなり高めの数値になっています。

もしかするとこの3チームは1試合勝つために必要な得点が多くなりがちなのかもしれません。

もしくは、試合ごとの失点数がかなり多くなっていることも考えられます。

逆に、得失点÷貯金数が低いチームは効率的に貯金を増やせているということも言えそうです。(横浜や楽天)

 

ちなみに、あまり関係ありませんが試合ごとの得失点数は以下の表のようになっています。(セ・リーグ)

平均得失点
広島1.447
阪神0.294
横浜0.058
巨人-0.357
中日-0.871
ヤクルト-0.976

当たり前ですが得失点数と比例していますね(笑)

 

前半戦の12球団の得失点差を合計すると0になった(笑)

これは本当にたまたまなのですが、今季の前半戦の12球団の得失点差を合計すると0になりました。

そのため平均も0になっています。

ぶっちゃけ何もすごくないデータですけどね(笑)

 

最後に

ところどころ数字が間違っている部分がありそうですが、今回の検証で確かめたかったポイントは主に2つです。

  • 得失点差と貯金数には相関関係があること
  • 貯金1つあたりの得失点数

特に得失点差と貯金数の間に相関関係を見出すことができたことで、得失点差から予測した勝率であるピタゴラス勝率の有用性を改めて確かめることができました。

また、貯金を1つ増やすために必要な得失点数を導くことで、チームが今後順位を上げていくための目標を立てるときに役立ちそうです。

雑な検証ではありましたが、個人的にはとても面白い結果が得られたので満足です(笑)

 

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