日本人野球選手の世界挑戦の歴史

日本の野球人気はNPB(日本野球機構)を中心に広がってきましたが、20世紀後半から本当にトップのプレイヤーは海を渡りMLBにその活躍の場を移すようになりました。もちろん、日本に残って活躍を続ける選手もたくさんいますが、メジャーリーグに挑戦しようとする選手の方がやや多い印象です。それだけレベルの高いプレイヤーが集まる場所であり、選手にとって魅力のあるリーグなのでしょう。今回は、日本人のメジャーリーグへの挑戦の歴史を主要な選手を挙げる形で振り返ります。

村上雅則

現在で言えば、「野球の村上選手」と言えば、村上宗隆選手を指します。2022年シーズンには56本の本塁打を放っており、プロ野球界の顔になりました。しかしもう一人、野球の歴史上重要な別の村上選手がいます。村上雅則投手です。村上(雅)選手は日本人初のメジャーリーガーとして、1964~1965の2年間、サンフランシスコ・ジャイアンツでプレーしました。メジャーリーグの成績を見てみると、投手として投手として5勝1敗9セーブ、防御率3.43となっています。在籍したのが2年間ということもあり、後の選手の成績と比べるとかなり見劣りしてしまいますが、日本人初のメジャーリーガーという点に価値があります。

野茂英雄

日本人初のメジャーリーガーは前述の村上(雅)選手ですが、日本では野茂選手の方がメジャーリーグのパイオニアとして有名ではないでしょうか?野茂選手の活躍が後にたくさんの日本人選手がMLBに挑戦していく流れを作りました。現役時代、NPBでは投手三冠、沢村賞、MLBでは新人王受賞やノーヒットノーラン2回という圧倒的な成績を残しました。また、トルネード投法も有名です。近年でも野球解説や若い選手の育成などで活躍されています。ちなみに、SNSでは現役時代と比べて太ったという話題もありました。

イチロー

日本で最も有名なプロ野球選手と言えます。数多くの世界記録保持者ですが、特筆すべきは通算安打4367本(ギネス世界記録認定)でしょう。MLBで評価されている日本人選手は投手が多く野手は少ないですが、イチロー選手は例外で将来の殿堂入りも確実視されています。また、守備面も高く評価されており、イチロー選手の強肩から放たれるボールは「レーザービーム」として有名です。ちなみに、若い頃はメディア嫌いで有名で、インタビューの映像ではかなりの塩対応です。ただ、引退会見時には記者からのあまり意味のないと思われる質問にも真面目に応えていました。

大谷翔平

「二刀流」が唯一無二と言えるほどの代名詞になっています。好きなスポーツ選手で圧倒的な1位に選ばれています。ファンからの人気は絶大ですがそれだけではなく、実際のプロの選手からも「今まで見たことがない」、「一生に一度であるかどうかの選手」と絶賛されています。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも投打に圧倒的な活躍を見せ、MVPを獲得しました。年々成績を伸ばしている印象で、現時点でも圧倒的な活躍を見せていますが、今後さらに伸びていく可能性すらあります。キャリアが終わると同時に伝説の野球選手になる可能性が非常に高い選手です。

まとめ

今回は日本の野球の歴史に関して、メジャーリーグへの挑戦に焦点をあてて語ってみました。今後も数多くの選手が海を渡ると思います。山本由伸選手、佐々木朗希選手、村上宗隆選手はすでにメジャーリーグのスカウトが獲得に向けて動いていると噂されており、今後の動向が注目されています。

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