4月終了時点の各チームの印象と現状をセイバーをはじめとしたデータで振り返る

どうも野球好きのためのフォーラムサイトgeek894.com管理人の894です。

今回は、開幕から1ヵ月が経過した今シーズンの各リーグの成績をいつものようにセイバーメトリクスをはじめとしたデータから振り返ってみようと思います。

これまでの記事と合わせてご覧頂けると面白いかもしれません。

前回の記事

開幕3カード終了時点のデータ

開幕7カード終了時点のデータ

試合数が進むにつれてデータがどのように変化していくのか楽しみですね。

 

また、今回も「プロ野球ヌルデータ置き場」さんのデータを利用させていただいています。

様々なデータをチームごとに参照できるので非常にありがたいです。

 

現在の各リーグの順位

4月終了時点での各リーグの順位をおさらいしておきましょう。

現在のところセ・リーグが27試合パ・リーグが24試合を消化しています。

 

セ・リーグ

順位チーム勝率
1位広島161010.615
2位阪神1410010.583
3位巨人131202.50.520
4位横浜111223.50.478
5位ヤクルト101505.50.400
6位中日91435.50.391

スクロールできます

 

セ・リーグは前回の記事から大きな変化はなく未だに混戦模様です。

順位の変動というと、阪神と巨人の位置が入れ替わったくらいでしょうか。

前回の記事から2カード6試合しか経過していないので仕方ありませんね(笑)

横浜は、前回のカープとの3連戦で勝ち越しに成功したものの、勝率5割に乗せることができませんでした。

ヤクルト中日は、徐々に勝率を伸ばしてきています。

ようやく勝ち試合を作れるようになってきましたね。

今後が楽しみです。

 

パ・リーグ

順位チーム勝率
1位楽天16500.762
2位西武158020.652
3位オリックス121014.50.545
4位ホークス141204.50.538
5位ロッテ7161100.304
6位日ハム6190120.240

スクロールできます

 

パ・リーグは全く順位の変動がありません。

しかし、未だに楽天は校長で貯金は11を保っています。

それに続く西部も非常に健闘していて順調に貯金を増やしています。

いやぁ今年の楽天には期待してしまいますね。

Aクラス存続がかかるオリックスはここ数試合で1勝4敗1引き分けと芳しくなく、4位のソフトバンクの影がすぐそばに迫ってきています。

ロッテ・日ハムはなかなか借金の返済が進んでいませんが、少しずついいニュースが出てき始めたかなという印象はありますね。

パ・リーグは今後も激しいAクラス争いが見所となりそうです。

 

PR:何かを始めるのに遅すぎるということはないのだ

PR:何かを始めるのに遅すぎるということはないのだ

得失点差から導く勝率

4月の得失点差とそこから導くピタゴラス勝率をまとめてみました。

ピタゴラス勝率についてはこちらの記事をご覧ください。

 

セ・リーグ

順位チーム得点失点得失点ピタゴラス勝率
1位広島12495290.630
2位巨人8876120.572
3位阪神878430.517
4位横浜95100-50.474
5位ヤクルト7188-170.394
6位中日7397-240.361

スクロールできます

 

前回の記事からたったの2カードしか進んでいませんが、失点に大きな差が出てきました。

特に、阪神巨人以外の4球団は失点が20点以上増えています。

しかし、未だに得点に関しては広島だけがずば抜けていますね。

横浜も大きく得点を伸ばしていますが、失点数がリーグワーストとなってしまいました。

パ・リーグ

順位チーム得点失点得失点ピタゴラス勝率
1位西武10464400.725
2位楽天10676300.660
3位オリックス10374290.659
4位ホークス979250.526
5位ロッテ64108-440.259
6位日ハム61121-600.202

スクロールできます

パ・リーグのAクラス3チームの得点力は未だに好調なようで、3チームとも100得点を超えています。

ここ数試合で素晴らしかったのが楽天で、この2カードをわずか13失点に抑えています。

新加入の先発岸投手の好投や、松井佑樹をはじめとしたリリーフ陣の安定感が現在の楽天の強さにつながっているのかもしれません。

逆に、大きく失点が増えてしまったのが5位のロッテで、恐ろしいことに2カードで36失点もしています。

 

各チームのバッティング成績

前回の記事からたったの2カードしか経過していないので大した変化もないのですが、一応バッティング成績についても振り返ってみます。

 

セ・リーグ

チーム打率OPS本塁打RCWIN
広島0.2680.721212.34
阪神0.2430.663120.28
巨人0.2470.64715-0.31
横浜0.2410.64415-0.23
ヤクルト0.2290.63212-1.01
中日0.2440.62613-1.07
平均0.2460.65614

スクロールできます

 

広島はこの2カードで7本のホームランを打っているというのはすばらしいことですね。

また、RCWINの値が上がっているのもカープのみです。

ほかの球団は軒並み数値を下げてしまいました。

OPSもずば抜けているのは今のところカープだけですね。

ほかの球団の打撃成績は団子状態といったところなので、いかに効率よく得点を重ねていけるかが勝利の鍵になってきそうです。

 

パ・リーグ

チーム打率OPS本塁打RCWIN
楽天0.2810.796233.07
西武0.2660.746191.75
オリックス0.2540.699190.49
ホークス0.2580.719191.21
ロッテ0.1860.5199-4.28
日ハム0.2170.60518-2.14
平均0.2440.68117

スクロールできます

 

少しずつ息を吹き返しつつあるソフトバンクは、ここ2カードで7本のホームランが出ました。

RCWINも-0.07から1.21に爆上げです(笑)

ここ2カードに限った話で言えば、セ・リーグの方がホームランが出ていますね。

日ハムも少しづつホームランが増え始めてきていますが、Aクラスのチームと比べるとやはり見劣りする打撃成績です。

ロッテは打撃成績でも未だにぶっちぎりワーストの成績を維持しています。

 

各チームの投手成績と守備

投手成績に関してもやはり大きな変化は見られませんでした。

 

セ・リーグ

チーム防御率失策QS率RSWIN
広島3.411367%-0.42
阪神2.762350%0.15
巨人2.72968%1.34
横浜3.571352%-1
ヤクルト3.081468%-0.11
中日3.45862%0.04
平均3.181361%0

スクロールできます

 

全体的に防御率が悪化していますが、阪神は大きく防御率を下げています。

この2カードで得失点差が-から+になった要因はここにあるのかもしれません。

そのかわり、未だに失策数を増やし続けているのが痛いところですね(笑)

中日は失策数が最も少ないですが、防御率がワースト2位なところを見ると、単純に投手陣の問題なようです。

投手成績・守備成績ともに優秀なのが巨人ですが、とうとうRSWINの値も広島を抜きました。

といってもまだ開幕1ヶ月のデータなので信頼性は低いですが(笑)

 

パ・リーグ

チーム防御率失策QS率RSWIN
楽天3.111057%0.74
西武2.91574%1.48
オリックス2.461365%2.6
ホークス3.43739%0.57
ロッテ4.21450%-2.04
日ハム4.452132%-3.35
平均3.441352%0

スクロールできます

 

ここ数試合で先発陣のQS率が伸びた楽天は防御率も向上し、非常に優秀な投手成績を残しています。

パ・リーグで最も守りの堅いチームと言えるのは間違いなく西部ですね。

打撃と守備の両面のほとんどの指標で高い値を残しているだけに、今後も熱い首位争いを見せてくれそうです。

その一方で、ホークスの先発陣が踏ん張れていません。

本当にこれがホークスなのかと疑ってしまうほどです。

 

今月の所感

私が今月の野球を見ていて感じたことを列挙してみます。

  • 開幕直後から好調なチームと不調なチームがはっきりと別れた。
  • パ・リーグの順位は大方の予想に反した結果に
  • セ・リーグは今年も混戦ながら、打撃成績では広島が群を抜いている
  • 打線と投手陣が最もバランスのいいチームは西部
  • 楽天の好調が1ヶ月続いたことに驚き
  • チーム防御率が団子状態のセ・リーグは得点力の高いチームが有利
  • 阪神は今年も守備が課題になってきそう
  • 巨人と西部は投打のまとまりがいい
  • ロッテ・日ハムは投打ともに不調
  • ヤクルトは今年も一発の爆発力があるものの、やはり山田哲人や川端、畠山不在の打線は迫力に欠ける。

まだまだいろいろと感じたことはありますが、今めちゃくちゃ眠いのでまた後日書き直します(笑)

 

最後に

集計期間が短かったこともあり、今回はちょっと手抜きとなってしまいました(笑)

ほとんど私の感想です(笑)

今後もデータを参考にしていろんな考察をしていこうと思います。