開幕7カード終了時点の各チームの印象と現状をセイバーをはじめとしたデータで振り返る

どうも野球好きのためのフォーラムサイトgeek894.com管理人の894です。

今回は、セイバー指標をはじめとした様々なデータを用いて数字から見た今季の各チームの印象をまとめてみよう企画パート2です。

まだまだ7カード終了時点ですが、だいぶ各チームに動きが見え始めてきたように感じます。

前回の記事とあわせてご覧になっていただくとより面白いかなと思います。

前回の記事

前回は開幕3カード終了時点のデータをまとめてみました。

セイバー指標で見る開幕3カード終了時点での各チームの印象と現状
どうも野球好きのためのフォーラムサイトgeek894.com管理人の894です。 3/31に開幕した今シーズンもとりあえず開幕3カードが終了しました。 というわけで今回は、セイバー指標をはじめとした様々なデータを用いて数字から見…続きを読む

試合数が進むにつれてデータがどのように変化していくのか楽しみですね。

また、今回も「プロ野球ヌルデータ置き場」さんのデータを利用させていただいています。

様々なデータをチームごとに参照できるので非常にありがたいです。

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現在の各リーグの順位

今回も実際の順位を確認しながらまとめていきます。

セ・リーグは前回と大きくかわりないものの、パ・リーグは4位までが激しいAクラス争いになっていますね。

また、セ・リーグもパ・リーグも2位と3位の勝率が同じというのも面白い状況です。

セ・リーグ

順位 セ・リーグ 勝率
1位 広島東洋カープ 13 7 1 .650
2位 読売ジャイアンツ 11 8 0 1.5 .579
3位 阪神タイガース 11 8 0 1.5 .579
4位 横浜DeNAベイスターズ 8 10 2 4.0 .444
5位 ヤクルトスワローズ 7 12 0 5.5 .368
6位  中日ドラゴンズ 6 11 3 5.5 .353

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まず気になることは、カープが前回から大きく調子を落としていることです。

順位に変動はありませんが、4連敗などもあり、ここ4カード12試合で6敗しています。

勝率も.875から.650と大きく落ちてしまいましたね。

これで勝率5割ですが貯金を増やせていないのは痛いですね。

現在のセ・リーグで面白いのは巨人と阪神の2位争いですね。

直接対決も大きく盛り上がっていました。

特に阪神の勢いを強く感じてしまいますが、巨人も調子が良くないなりに勝ち続けているあたりはさすがです。

現在の首位はカープですが、うかうかしていると足元すくわれてBクラス転覆なんてこともありえそうです。

Bクラスに関しては、横浜がカープ戦あたりから調子を伸ばしているようで勝率が4割台に乗りました。

あとは筒香が打ってくれれば…と思っている横浜ファンは少なくないでしょう。

ヤクルトも山田哲人の復活を待ち望む声が多く聞こえます。

中日に関してですが、先日ようやく先発に勝ちが付いたはいいものの…まだまだ暗黒は続きそうです…。

パ・リーグ

順位 パ・リーグ 勝率
1位 楽天ゴールデンイーグルス 13 4 0 .765
2位 埼玉西武ライオンズ 11 6 0 2.0 .647
3位 オリックスバファローズ 11 6 0 2.0 .647
4位 福岡ソフトバンクホークス 10 10 0 4.5 .500
5位 千葉ロッテマリーンズ 6 13 0 8.0 .316
6位 日ハムファイターズ 4 16 0 10.5 .200

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順位変動のないセ・リーグに対して、パ・リーグはホークスがBクラスに落ちたり、西武が大きく順位を伸ばすといった動きがありました。

そんなパ・リーグですが、楽天は既に貯金が9もあり、勝率も大きく落とさず未だに.765という調子の良さを見せています。

今年ほんとにひょっとしたらひょっとするんじゃないかなんて思ったりしますね(笑)

大きく順位を上げた西武は勝率5割から.647へ、ここ4カードので7勝とまずまずです。

それに食らいつくオリックスも勝率をやや上げています。

近年Bクラスに落ち着いてきた2チームだけあって、ファンとしたらそりゃ嬉しいですよね。(カープファン的共感(笑))

ホークスはBクラスにこそなりましたが、まだまだ勝率5割をキープしているあたりを見ると、さすがに強いチームだなと言わざるを得ません。

しかし、あれだけ厚いと言われた選手層も今シーズンは不作なのか、先発陣に苦労している印象です。

(松坂の先発楽しみにしてたのに…)

ロッテと日ハムですが、今年の最下位争いはこの2チームで決定なのでしょうか。

どちらも中日より勝率が低いというのは驚きです…

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得失点差による勝率

今回もピタゴラス勝率を計算してみました。

試合数が増えたことによってどのように変化しているのかを見ていきたいと思います。

ピタゴラス勝率の解説はこちら

数字が苦手な人でもわかるセイバーメトリクスの基本【ピタゴラス勝率の解説あり】
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セ・リーグ

チーム 得点 失点 得失点 ピタゴラス勝率
カープ 105 73 32 0.6741469977
巨人 71 63 8 0.5594894562
阪神 70 73 -3 0.4790302082
DeNA 72 77 -5 0.4664806983
ヤクルト 56 65 -9 0.4260290721
中日 52 75 -23 0.3246488174

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セ・リーグは得失点差によるピタゴラス勝率と実際の勝率がまったく同じです。

セイバーメトリクス的にも妥当な順位だということでしょうか。

ここ数試合はあまり点数を取れなかったカープですが、それでもぶっちぎりの得点数を残しているのはすごいですね(笑)

阪神はやはり守備陣が不安要素でしょうか。

毎試合好調な藤浪が現れてくれれば勝ち数は大幅に増えるのでしょうが…

ヤクルトの失点が少ないのは意外ですね。

中日もリーグワーストの失点数ではありますが、ほとんどリーグの平均値です。

チームの防御率に関しては、セ・リーグ全体で大きな差は見られないので、今のところは得点力が順位に大きく関係していると言えるでしょう。

パ・リーグ

チーム 得点 失点 得失点 ピタゴラス勝率
西武 88 41 47 0.8216445623
オリックス 83 56 27 0.6871820449
楽天 87 63 24 0.6560062402
ソフトバンク 73 73 0 0.5
ロッテ 43 72 -29 0.2629034551
日ハム 46 102 -56 0.1690095847

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実際の順位通りだったセ・リーグに対してパ・リーグは大きく異なります。

なんとも驚きなのが、得点失点の両面で西武が1位という状況でしょうか(笑)

去年まで散々だったチームがどうしていきなりこんなにすばらしい値を出すようになったのか…不思議です(笑)

もっと面白いなと感じるのがソフトバンクですね。

実際の勝率もピタゴラス勝率も0.5です。

これは結構すごいことで、得点と失点が同じ点数でかつ実際の勝敗も5割になっています。

この表を見ていて感じるのは、楽天がやや失点しすぎな点です。

打線が今の調子を維持し続けることが出来ればいいのですが、投手陣の調子しだいでは一気に順位が下がることも有り得そうです。

各チームのバッティング成績

勝っているチームや勢いのあるチームはやはり打撃が好調なイメージです。

今回は、前回の指標に加え、「RCWIN」というセイバー指標でも比較してみようと思います。

RCWINはRCという指標を元にした指標で、簡単に言うと他の平均的な打者が打席に立つのに比べてどの程度勝利数を増やしたのかという指標です。

詳しいことはまた後日解説しようと思いますが、単純な打率だけでは語れない打撃力を見ることができます。

セ・リーグ

チーム名 打率 OPS 本塁打 RCWIN
広島 0.269 0.722 14 1.97
巨人 0.249 0.642 11 -0.31
阪神 0.246 0.666 10 0.34
DeNA 0.233 0.621 10 -0.57
ヤクルト 0.226 0.638 10 -0.67
中日 0.245 0.628 10 -0.76
リーグ平均 0.245 0.654 10

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どの指標を見ても広島が1位ですね。

特にRCWINはぶっちぎりです。

これだけ打撃の調子がいいにも関わらず勝てていないのは、他に原因があると思ったほうがいいのかもしれません。

(単純にタイムリー欠乏症とか)

といってもなんやかんやで直近4カードも勝率5割でしたのでそんなに悲観することもないでしょう(笑)

また、阪神の打撃も絶好調です。

打率では巨人に劣るもののRCWINでは圧倒的な差をつけています。

これは、RCWINの元となっているRCという指標が、(出塁能力×進塁能力)/出塁機会という評価方法をとっているためで、単純な安打数が多いだけでは勝利の貢献度は高まりません。

得点との相関の高いOPSにおいても同じように阪神の方が高いことから、セイバーメトリクス上では阪神の方が打撃評価が高いと言えます。

その他のチームについては順位なりの打撃成績かなといったところですが、ホームラン数が団子状態なのが気になりますね。

広島以外みんな同じような状態です。

ホームランは出ても勝てないとなると非常にもどかしいですよね…。

パ・リーグ

チーム名 打率 OPS 本塁打 RCWIN
楽天 0.275 0.791 20 2.2
西武 0.268 0.752 18 1.35
オリックス 0.277 0.79 18 1.9
ソフトバンク 0.247 0.684 12 -0.07
ロッテ 0.188 0.52 5 -3.41
日ハム 0.219 0.604 12 -1.89
リーグ平均 0.245 0.69 14

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セ・リーグを見たあとにパ・リーグの打撃成績を見ると、まずそのホームランの多さにびっくりします(笑)

ただ、ロッテだけ異様にホームランがすくないですね。

約20試合でホームラン5本はちょっと少なすぎますね。

RCWINに関しては、Aクラスの3チームが全て1を超えています。

どのチームも質の高い打撃をしていることが伺えます。

Aクラスのチームを見たあとにソフトバンクを見てみると、少しパっとしませんね。

勝率の差以上の壁を感じてしまいます。

ロッテと日ハムについてはちょっとコメントしづらいといいますか…あまりいい言葉が見つかりません…

各チームの投手成績と守備

投手成績も新たに「RSWIN」という値で比べてみることにします。

RSWINを簡単に言うと「リーグ平均の投手に比べてどれほどの勝利をもたらしたのか」を表す指標です。

これもまた後日詳しい解説をしようと思いますが、チームの総合的な投手力の評価には有力な数字だと思っています。

セ・リーグ

チーム名 防御率 失策 QS率 RSWIN
広島 3.07 12 67% 0.29
巨人 2.83 8 63% 0.57
阪神 3.07 18 47% -0.63
DeNA 3.3 10 60% -0.38
ヤクルト 2.94 7 79% 0.06
中日 3.39 7 60% 0.09
リーグ平均 3.11 10 63% 0

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まず驚きなのがヤクルトの投手陣の安定感です。

あのヤクルトが(失礼)高いクオリティスタート率を残して、防御率も3割を切っています(笑)

反対に、ちょっと荒れ気味なのが広島と阪神です。

防御率はまぁこんなもんだろうという数字ですが、失策数が非常に多くなっています。

中日は防御率こそよくありませんが、失策数やRSWINをみるとそこまで悲観する数字でもないような気がします。

ただやはり先発陣については早めに何とかしておかないと今シーズン二桁勝利者なしなんて自体も有り得そうです。

パ・リーグ

チーム名 防御率 失策 QS率 RSWIN
楽天 3.35 8 47% 0.67
西武 2.28 9 71% 2.51
オリックス 2.86 10 77% 1.1
ソフトバンク 3.56 6 35% 0.34
ロッテ 4.26 8 47% -1.53
日ハム 4.65 18 30% -3.1
リーグ平均 3.52 9 50% 0

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打てないなら守り勝つ野球を!なんてよく言われますが、それができないロッテ・日ハム。

この2チームは本当にどうしちゃったんでしょうか。

去年までの好調が嘘のようです。

特筆すべきは、西武の防御率でしょう。

チーム防御率2.28はとても立派でRSWINも2.51、QS率も高いので先発に勝ちが付いているという理想的な状況と言えます。

楽天とソフトバンクについては、防御率の微妙さも気になるところですが、それよりもQS率の低さが心配になります。

今後の不安要素となりそうです。

ここ最近のおもしろい記録

中日ドラゴンズ、開幕19試合連続で先発投手に白星がつかない

中日・若松駿太投手(22)が3回8安打7失点でKOされた。これで中日は開幕から19試合連続で先発投手に白星がなくなり、56年に高橋が記録した18試合を抜いて歴代単独ワースト2位となった。53年に広島が記録した23試合も迫ってきた。

引用:スポーツ報知

23日の横浜戦でバルデスに勝利がついたため、20試合連続という不名誉な記録とはなりませんでしたが、19試合連続の時点で球団ワースト記録のようですね。

中日ファンの方からしたら面白くもなんともない記録となってしまいました。

QS率を見てみると60%とそれなりの数字は残しているんですけどねぇ。

先発云々ではなく単純に試合に勝てないことがこの記録につながってしまったようです。

最後に

試合数が増えていくに連れて、データに変化が見えてきますね。

前回も同じことを書きましたが、まだまだ先は長いペナントレースですので、あまり順位を気にしてネガティブになりすぎず純粋に野球を楽しみたいものです。

この記事は今後も続けていこうと思うので、次回もぜひ楽しみにしてください(笑)

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