OpenIVほぼ復活!!ロックスターがOpenIVの開発チームと問題解決に向けて交渉中!署名活動が実を結んだ!

 

どうも週末の広島の天気が気になって眠れないHachiQ4です。

先日のOpenIV開発停止の件で続報です。

GTA5の開発者であるロックスターゲームスがOpenIVチームに事態の収拾に向けて連絡を取っているとの報道を見つけたのでまとめてみます。

追記:記事を公開直後にOpenIVがアップデートされました。後半で紹介しています。

これまでのOpenIV開発停止の経緯とその後

OpenIVとテイクツー・インタラクティブおよびロックスターゲームスとの間に起こったこれまでのことについての記事は以下を参照して下さい。

OpenIVチームがT2から「開発停止命令」を受けた件について

続いてロックスターが公式にコメントを出した件

 

ちなみに、この記事は6/24の早朝5時くらいに執筆したものです。記事効果煎直後にOpenIVがアップデートされたので記事の後でそのことについて触れています。

 

OpenIVが復活するかもしれない?

先日、OpenIVがT2から法的措置をとられたことにより、現在はOpenIVの開発・配布が停止している状態です。

そんな中GTA5の開発元であるロックスターゲームスがOpenIVの開発チームに問題の解決へ向けて連絡を取り始めたと海外ニュースメディア「MOTHERBOARD」が報じています。

(以降の引用部はすべて上記リンクからの引用もしくは私の意訳です。)

その内容をいつものように私の大胆かつアグレッシブかつそこそこな意訳とともに詳しく見ていきましょう。

 

※少し遅れてPCGAMERのニュースも確認しましたがほぼ同じ内容でした。

 

発端はやはり署名活動?

Rockstar says that it’s in contact with OpenIV’s developer and intends to resolve the issue.

ロックスターは「OpenIVの開発者と接触しこの問題を解決しようとしている」と語っている。

記事のタイトルですが、ロックスターが問題解決へ向けてOpenIVチームと直接連絡をとっていることを明かしています。

冒頭の文章から中盤までを要約すると次のような感じです。

先週GTAシリーズのパブリッシャーであるテイクツー・インタラクティブがOpenIVチームに法的措置を取るという旨の書面を送ったことで何万人ものGTA5プレイヤーを怒らせた。

多くのプレイヤーがそれを10年以上MOD文化の根幹を担ってきたツールへの攻撃とみなし、Steamでマイナスの評価を付けたり、Change.orgで約8万人もの署名を集め、あらゆるゲームのフォーラムで怒りのコメントを投稿した。

 

このコメントは直接ロックスターから出されたものではありませんが、ユーザーの署名活動が確実にロックスターおよびT2に届いていたことを示唆しているように見えます。

(ちょっと飛躍しすぎた発想かもしれません)

MOTHEBOARD誌によると、ロックスターから以下のような情報を得たとのことです。

しかし、ロックスターは現在T2の地位を以前より緩和しており、問題解決のためにKrivoruchko氏(OpenIVチームの一人)と連絡をとっていることをMOTHERBOARDに伝えた。

「しかし」という逆説から入るあたり、やはり署名活動などの抗議運動が響いていると考えているようです。

 

GTA5でのMOD利用に関する新たなガイドラインを発表

その後、テイクツーとロックスター間でMODに対する議論があったことも伝えられています。

そして、オフラインのシングルプレイヤーモードにおけるMOD使用についてロックスターが新たなガイドラインを発表しました。

「Rockstar Gamesは合理的なファンの創造性を信じており、特にクリエイターの持つ我々のゲームへの情熱を見せて欲しい。」と語っている。

やはりロックスターとしてはオフラインでのMODについて規制をかけるつもりはなさそうです。

これについてはテイクツー・インタラクティブも同意したようです。

テイクツーとの議論後、テイクツーはシングルプレイヤーで非商用のロックスターのPCゲームを含むサードパーティ製プロジェクトに対しては一般的に法的措置を取らず、知的所有権(IP)の権利を尊重することに同意した。

ほとんどOpenIVに向けた声明に見えちゃう不思議(笑)

しかし、今回新たにMODに関する明確な条件を提示しました。

しかし、以下については上記に含まれない。

(i)マルチプレイヤーまたはオンラインサービス

(ii)マルチプレーヤーまたはオンラインサービスに影響を与えるツール、ファイル、ライブラリまたは機能

(iii)他のIPの使用または輸入したIP(ロックスターのその他のゲーム)を含むプロジェクト

「マルチプレイヤーやオンラインサービス」という項目がGTAオンラインのみを指しているのかは定かではありませんが、オフラインについては基本的に認めてくれるようです。

また、他のIPを流用することを禁止されたことでGTA4のリバティシティを移植するプロジェクトなどは開発することが不可能になりました。

 

OpenIVがオンラインに影響を与える可能性

今回のMOD使用に対する新たな発表に対して、MOTHERBOARDは以下のように言及しています。

(ii)についての解釈は複雑な点だ。OpenIVの主な機能は、ユーザーがゲームのファイルを買得、閲覧、編集できるというもの。これがシングルプレイヤーでのMODを可能にしている。問題は、一部のユーザーがこの機能を悪用し、GTAオンラインの他のプレイヤーへの不正行為を行っている点だ。

やはり、OpenIVを使ってGTAオンラインでチート行為が行われる可能性を危惧しているようです。

OpenIVが配布中止になった一番の理由は、オンラインでのMODツールに改ざんされたOpenIVが付属されていたこととも言われたりもしています。(この記事からの情報ではありませんが)

Krivoruchko氏は、MOTHERBOARDに「(オンラインに影響を与える)目的で設計したことはない」と語った。彼は、GTA Onlineに興味がないと発言している。しかし、オンラインに影響を与える目的でOpenIVを使用しているユーザーが存在する可能性も認めている。MOTHERBOARDでは、GTA Onlineで更なる問題を引き起こさないように彼が語った(オンラインに影響を与える)方法を掲載しない。

実際にOpenIVの開発者のひとりであるKrivoruchko氏もオンラインでのチーター行為に使われている可能性を認めているということで、なにやらその方法までを詳細に語ったようですがKrivoruchko氏に「これは書かんといてや」と言われたということで掲載を避けているようです。

やはりOpenIVがオンラインで悪用されたことは事実なのでしょう。

 

OpenIVの復活の可能性についても示唆?

ロックスターの発表によると、テイクツーが法的措置を取るのはGTAオンラインに影響を与えるMODのみを予定しているとのことだが、OpenIVがユーザーに不正行為をさせないようにどのような措置を取るのかは今のところ不明だ。ロックスターは、Krivoruchko氏と連絡を取り、その方法についての声明で(OpenIVの安全性が?)判断されれば、テイクツーはGTAオンラインを壊滅させるMODの次に(法的措置を取る対象として?)順位を付けるだろうと語った。

これでもかなり意訳ですが、たぶんロックスターとしては「OpenIVがオンラインに悪影響を与えないと判断できれば、テイクツーも文句言わんくなるっしょ」という感じの認識なようです。たぶん。

もしこの通りであれば、将来的にOpenIVが復活する可能性も0ではなさそうですね。

少なくとも、OpenIVチームとロックスターの間で対話の場が持たれているだけでも大きな一歩と言えるのではないでしょうか。

 

PR:何かを始めるのに遅すぎるということはないのだ

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今後の展開を勝手に予想(妄想)

個人的にはそう遠くないうちにOpenIVは復活するのではないかと思っています。

理由としては、やはりロックスターがMOD文化の重要性をテイクツーよりも理解していたということです。

今回のMOTHERBOARDの記事を見るに、どうもロックスターがテイクツーに対して「MODに譲歩するよう呼びかけている」という構図があるように見えます。

OpenIV開発中止の一件もほとんどテイクツーの独断で動いたのかもしれません。

といってもその辺のオトナの事情については全くわからないので完全に妄想ですが(笑)

少なくとも我々の署名活動や抗議運動は無駄ではなかったというだけでも大きなことだと思います。

 

追記:OpenIVにアップデートが来ました!

この記事を公開した直後にOpenIVのアップデートが来ていました(笑)

このアップデート後は起動時に表示されていたアンインストール勧告も出なくなりました。

このまま普通に使用してもいいということなのかな?

依然として公式ページからのダウンロードはできないようですが、とりあえずほぼOpenIV復活と見ても良さそうです。

私の個人的な判断ではありますが、今回のロックスターの声明から考えるに「OpenIVはオンラインに直接悪影響を与えるツールではない」と判断されたのだろうと思います。

私は一応公式の声明が出るまでは待とうと思いますが(笑)

 

やっぱり署名活動が実を結んだ結果

今回のOpenIVの復活は、Change.orgのOpenIV復活への署名が約8万人という大規模になったことがやはり大きな要因だったようです。

以下のページにロックスターからのコメントが掲載されています。

(上記のMOTHRBOARDの記事とほぼ同じですが)

ロックスターゲームスは、テイクツーに対してシングルモードのModderたちについてのことを忘れるよう話し、OpenIV停止の決定を覆すように試みると報告している。

MOTHERBOARDの記事にもありましたが、テイクツーとロックスターとの間に意見の相違があったのかもしれませんね。

なんにしてもOpenIVが無事復活してくれそうで何よりです。

 

最後に

海外のニュースサイトをところどころGoogle翻訳を使いながら要約していったので、もしかしたら不適切な部分や間違った解釈などあるかもしれません。

お気づきの点があればコメント欄などからお申し付けください。

少しづつMOD文化が復活へ向けて進み始めていることは確かだと思います。

今後の続報に期待しましょう。