どうも野球好きのためのフォーラムサイトgeek894.com管理人のHachiQ4です。
今回は、9月に入って2017年シーズンもいよいよ大詰めに差し掛かってきたということで、またまた両リーグ各チームの成績を様々なデータを使ってまとめてみようと思います。
残すところ20試合ちょっとですが、まだまだ目を離せそうにありません。
7月終了までのデータ
7月終了時点での各チームのデータはこちらの記事でまとめています。
また、いつものようにヌルデータさんのデータを使わせていただいています。
(今シーズン限りで更新が終了してしまうとのことで非常にショックです…これまで本当にお世話になりました。)
現在の各リーグの順位と勝率
8月に入ってからそれまで首位を走っていた広島・楽天の勢いが徐々に落ちてきたような衣装がありますね。
実際、広島と2位の阪神の間のゲーム差は縮まりましたし、楽天はソフトバンクに首位を譲り渡し、西部と順位が入れ替わってしまいました。
残り30試合を切ったとはいってもまだまだどのような結末が待っているのかわかりません。
セ・リーグ
順 | チーム | 勝 | 敗 | 分 | 差 | 勝率 |
1位 | 広島 | 72 | 46 | 4 | – | 0.610 |
2位 | 阪神 | 66 | 51 | 1 | 5.5 | 0.564 |
3位 | 横浜 | 60 | 54 | 4 | 10 | 0.526 |
4位 | 巨人 | 59 | 58 | 1 | 12.5 | 0.504 |
5位 | 中日 | 50 | 65 | 5 | 20.5 | 0.435 |
6位 | ヤクルト | 40 | 78 | 2 | 32 | 0.339 |
セ・リーグはパ・リーグのような順位変動はありませんが、首位広島とそれを追う阪神横浜の間のゲーム差が大きく縮まりました。
広島は12勝13敗(2分)で緒方政権始まって以来の月間負け越しをしてしまったのに対して、阪神は17勝9敗(1分)という好成績で8月を終えることができました。
去年よりも早い段階で優勝マジックを点灯させたものの、去年のようにサクサクと減っていくことはなく、むしろマジックが重荷になっている印象すらありますね…。
うかうかしていると本当に阪神にひっくり返されてしまうかもしれません。
ゲーム差が縮まったのは1位と2位だけではありません。
ここにきて3位の横浜と4位の巨人とのAクラス争いも激しさを増してきました。
一時期は5位陥落などもあり早々にAクラス争いから脱落してしまったと思われていた巨人ですが、夏場の追い上げ力は健在なようですね。
横浜も調子の良さを維持し続けていますが、これからの巨人との直接対決や阪神広島などの上位チームとの対戦成績によってはBクラスに落ちてしまうこともあり得るかもしれません。
中日ヤクルトの今季の順位は残念ながら5位6位で確定してしまいそうです。
パ・リーグ
順 | チーム | 勝 | 敗 | 分 | 差 | 勝率 |
1位 | ホークス | 79 | 40 | 0 | – | 0.664 |
2位 | 西武 | 67 | 48 | 3 | 10 | 0.583 |
3位 | 楽天 | 64 | 46 | 2 | 10.5 | 0.582 |
4位 | オリックス | 53 | 61 | 1 | 23.5 | 0.465 |
5位 | 日ハム | 44 | 70 | 0 | 32.5 | 0.386 |
6位 | ロッテ | 39 | 76 | 1 | 38 | 0.339 |
パ・リーグは、ここにきてソフトバンクが首位の座を楽天から奪い取り、その楽天はそのまま打線好調の西武と順位が入れ替わる形で一気に3位まで転落してしまいました。
(広島の貯金26もすごいですがソフトバンクの39は異常です(笑))
楽天西武の順位の入れ替わりについてですが、これは西武の勝率が急に上がったというよりは、楽天の息切れと見たほうがいいでしょう。
実際、西武も6割近い勝率を維持してはきましたが、楽天は7月終了まで.671もの高勝率だったことを考えれば息切れ間が否めませんね。
この8月に入って、オリックスが再び調子を上げてきているように見えますが、さすがにおそすぎたのかなという印象です。
パ・リーグのAクラスとBクラスの間にある高い壁を乗り越えるほどの勢いは期待でないのではないかと思います。
セ・リーグ同様にパ・リーグの5位6位もゲーム差と残り試合数を考えればほぼ確定でしょう。
得失点差から予測する勝率
いつものように得失点差を並べてピタゴラス勝率を計算してみました。
セ・リーグ
順位 | チーム | 得点 | 失点 | 得失点 | ピタゴラス勝率 |
1位 | 広島 | 632 | 468 | 164 | 0.646 |
2位 | 阪神 | 481 | 438 | 43 | 0.547 |
3位 | 横浜 | 509 | 502 | 7 | 0.507 |
4位 | 巨人 | 452 | 428 | 24 | 0.527 |
5位 | 中日 | 405 | 532 | -127 | 0.367 |
6位 | ヤクルト | 412 | 551 | -139 | 0.359 |
相変わらず得点、得失点ともに広島が他チームを圧倒していますね。
ところが、7月終了時点に比べると得失点差が-4と、これまでとは違う動きを見せています。
やはり8月に入っての広島は明らかに失速していますね。
巨人も失点数自体は優秀ですが、やはり得点力が課題でしょうか。
それでもピタゴラス勝率の上では巨人が3位の横浜を上回っていることを考えると、今後の少ない試合数でもAクラスが入れ替わることがあるかもしれません。
パ・リーグ
順位 | チーム | 得点 | 失点 | 得失点 | ピタゴラス勝率 |
1位 | ホークス | 534 | 394 | 140 | 0.648 |
2位 | 西武 | 571 | 411 | 160 | 0.659 |
3位 | 楽天 | 480 | 385 | 95 | 0.609 |
4位 | オリックス | 439 | 416 | 23 | 0.527 |
5位 | 日ハム | 397 | 445 | -48 | 0.443 |
6位 | ロッテ | 384 | 503 | -119 | 0.368 |
ようやく楽天に代わって首位に立ったソフトバンクですが、8月の一ヶ月の間に西武が得失点の上でソフトバンクを越えています。
残り30試合を切った中でどの程度の追い上げを見せてくれるのかが楽しみですね。
得失点差の上でもパ・リーグはAクラスとBクラスの間に大きな壁があるとはいえ、オリックスはかなり健闘しているといえるでしょう。
もう少し投打が噛み合えば勝率を上げて楽天とAクラス争い…なんてこともあったりして(笑)
各チームのバッティング成績
OPS・長打率・出塁率の解説
その他の打者にまつわる野球用語のまとめ
セ・リーグ
チーム | 打率 | OPS | 本塁打 | 盗塁 | RCWIN |
広島 | 0.274 | 0.771 | 132 | 97 | 11.36 |
阪神 | 0.247 | 0.694 | 88 | 55 | -0.49 |
横浜 | 0.254 | 0.707 | 111 | 32 | 1.12 |
巨人 | 0.251 | 0.696 | 94 | 51 | -0.93 |
中日 | 0.247 | 0.667 | 94 | 68 | -4.31 |
ヤクルト | 0.239 | 0.657 | 85 | 41 | -6.65 |
平均 | 0.252 | 0.699 | 100 | 57 | – |
今更言うまでもなく、打に関しては広島がダントツです。
最近はその打棒が湿り始めたなんて言われていますが、それでも未だに.274のチーム打率は立派でしょう。
他チームで言うとやはり横浜打線は侮れませんね。
OPSや本塁打数など盗塁数以外の打撃成績がリーグ平均以上であり、セ・リーグの中では脅威の打線です。
パ・リーグ
チーム | 打率 | OPS | 本塁打 | 盗塁 | RCWIN |
ホークス | 0.260 | 0.760 | 140 | 64 | 6.42 |
西武 | 0.262 | 0.750 | 125 | 105 | 6.42 |
楽天 | 0.258 | 0.731 | 116 | 33 | 2.24 |
オリックス | 0.257 | 0.712 | 105 | 20 | -0.71 |
日ハム | 0.241 | 0.667 | 86 | 71 | -5.08 |
ロッテ | 0.229 | 0.640 | 70 | 44 | -9.19 |
平均 | 0.251 | 0.711 | 107 | 56 | – |
打線に関してはパ・リーグのチームは総じて高いレベルで争っているなという印象です。
特に首位ソフトバンクと2位の西武はRCWINが同じなだけでなく、打率やOPSでもかなりの高次元で争っていることがわかります。
パ・リーグの首位争いは打撃成績からも目が離せません。
また、3位に転落してしまった楽天もかなり強力な打線を持っていますし、4位のオリックスもAクラスに食い下がれるだけの打撃陣であることがわかります。
各チームの投手成績と守備
クオリティ・スタートについてそれなりに考えてみた記事
投手に関する用語まとめ
セ・リーグ
チーム | 防御率 | 四球 | 失策 | QS率 | RSWIN |
広島 | 3.44 | 402 | 63 | 58.20% | 3.58 |
阪神 | 3.32 | 382 | 69 | 48.30% | 4.33 |
横浜 | 3.86 | 388 | 57 | 49.20% | -2.03 |
巨人 | 3.41 | 299 | 57 | 58.50% | 5.33 |
中日 | 4.07 | 416 | 49 | 47.50% | -4.06 |
ヤクルト | 4.25 | 356 | 77 | 48.30% | -7.14 |
平均 | 3.73 | 373 | 62 | 51.70% | 0 |
セ・リーグの投手陣で最も優秀なのは現時点では巨人でしょうか。
菅野田口両投手が勝ちを重ねていることも大きいでしょうが、カミネロ投手が抑えとして確立してきたことも大きいのかもしれません。
また、防御率で見ると阪神もかなり優秀ですね。
広島はQS率こそ高いものの、最近は野手陣のエラーや中継ぎの四球の多さが目立っている印象です。
パ・リーグ
チーム | 防御率 | 四球 | 失策 | QS率 | RSWIN |
ホークス | 3.13 | 378 | 34 | 48.70% | 8.71 |
西武 | 3.54 | 325 | 63 | 50.00% | 2.58 |
楽天 | 3.45 | 331 | 56 | 52.70% | 2.44 |
オリックス | 3.65 | 358 | 62 | 53.00% | 0.08 |
日ハム | 3.99 | 360 | 68 | 33.30% | -4.53 |
ロッテ | 4.44 | 404 | 74 | 47.40% | -9.28 |
平均 | 3.69 | 359 | 59 | 47.60% | 0 |
パ・リーグの投手リーダーは間違いなくソフトバンクですね。
打高気味の今シーズンにおいて(実際のところどうなんですかねww)この防御率の低さは素晴らしいですし、野手陣の堅実さも際立っています。
西武楽天オリックスもQS率自体は高いですし、やはり勝てるチームになるためには先発の安定感が大事なのかもしれませんね。
最後に
このブログは全然更新していないので一ヶ月ぶりの記事になってしまいました(笑)
それでもやっぱり野球は面白いですね。
なんだかんだで試合がある日は毎日試合を見ていますが、ついこの間開幕したばかりの今シーズンがもうすぐ終わりだなんて信じられませんね(笑)
今シーズンも残り少なくなってまいりましたが、まだまだ目の離せない熱い展開が続きそうです。